2011年06月01日

KB1 サスペンションリフレッシュ

KB1.jpg

今日はレジェンドのお客様です。

「走行距離が110,000kmに達し、最近サスペンションの動きにしなやかさが無くなってしまい、ダンパーを交換したのですが、路面からの入力がさらにゴツゴツとしたフィーリングとなり追従性が悪くなってしまった。」との事でした。

まずは距離的にサスペンションブッシュの劣化や硬化が考えられるため、リフトで上げてブッシュの状況をチェックしてみると、やはりサスペンションブッシュは潰れて変形し、ゴムも硬化している状況でした。

ロアアーム.jpgブッシュ1.jpgロアアームブラケット2.jpg

写真左はフロントのロアアーム。クルマの荷重が一番掛かり負担が大きいのがこのロアアームのダンパー下のブッシュです(写真中央)。
矢印部を見てみるとブッシュが下方向に潰れ、しわがよっているのがわかります。このようにブッシュが潰れさらに硬化してしまうと路面からの入力がこのブッシュで吸収できなくなりサスペンションのしなやかさが失われてしまうのです。
写真右はフロントロアアームのブラケットブッシュですが、同様にブッシュが劣化しています。

サスアーム1.jpgサスアームNEW.jpgコントロールアーム.jpg

レジェンドのサスペンションはブッシュ単体での交換が出来ないので、写真のようにサスペンションアームごと新品に交換です。

リアハブ.jpgスタビブッシュ.jpgスタビリンク.jpg

今まで足回りに関しては全くメンテナンスはされていないとの事でしたので、サスペンションブッシュだけではなく前後ハブ、スタビブッシュ、スタビリンク、タイロッドエンドなど総リフレッシュを行ないました。

リアリジカラ1.jpgリアリジカラ2.jpgリアリジカラ3.jpg


そして、サスペンションのしなやかさ、操縦安定性の向上と言えば・・・リジカラです。
写真はリアのリジカラを装着しているところです。実はレジェンドのリア用はまだ設定が無いため、今回試作をお取付けさせていただきました。近日リリース予定です。

アライメント1.jpgアライメント2.jpgアライメント3.jpg

最後に4輪アライメントテスターでアライメントを純正標準値に調整し作業完了。

今回の足回りリフレッシュに掛かった費用は下記の様になり、1週間お預かりでの作業でした。

サスペンションアーム一式         ¥175,628
ハブ、タイロッドエンド          ¥ 70,560
工賃(サスアーム一式交換)        ¥151,200
工賃(ハブ、タイロッドエンド交換)    ¥ 33,600
アライメント               ¥ 25,200
合計                   ¥456,188


リフレッシュ後はまさにHonda高級セダンを思わせるべく、しっとり、しなやかなサスペンションフィールとなりました。今度ぜひ感想を聞かせてくださいね。
有難う御座いました!!

Posted by 原
posted by Mechanic at 21:59| Comment(0) | レジェンド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月08日

KB1サスペンションリフレッシュ

KB11.jpg

今日は千葉県からレジェンドKB1のお客様がご来店です。
「走行距離が11万キロを超え、最近サスペンションのどこかが緩んでるのでは?
と思うくらいサスペンションがグニャグニャで収まりが悪い。」との事で、
リフトにあげてサスブッシュをチェック。
やはり距離相応に全てのブッシュに亀裂、劣化が見られたため、サスペンション
リフレッシュを行うことになりました。

KB1リフレッシュ前1.jpgKB1リフレッシュ前2.jpgKB.jpg

まずは前後サスペンションを全て分解して、同時にドライブシャフト、ハブなどのガタ、
摺動抵抗もメカニックの手で入念にチェックをしていきます。

ブッシュ亀裂3A.jpgブッシュ亀裂2A.jpgブッシュ亀裂1A.jpg

写真のように全てのサスブッシュに亀裂が見られ、硬化している状態でした。
どの車種でも共通して言えることですが、特にレジェンドのような車重の重い車両では
ブレーキング、コーナーリング時にはブッシュによれが生じ、思いのままにラインが
トレースできないなど操舵性の低下をまねきます。

KB1フロントアーム.jpgKB1リヤアーム、ハブ.jpgKB1リフレッシュ後1.jpg
フロントスタビ.jpgリヤスタビ.jpgKB1アライメント.jpg

レジェンドのサスブッシュはブッシュ単体での交換が出来ないため、アームごと新品に
交換です。今回、オーナーの希望でKB2ユーロのサスアーム、スタビライザー(フロント
29Φ→30Φ、リヤ17Φ→20Φ)を装着し、スポーティーな硬めの仕様となりました。
最後に4輪アライメントを調整して作業完了!

納車後、早速オーナーからインプレが入ってきました。
「リフレッシュ前はとにかくサスペンションの動きがグニャグニャでしたが、
作業後はそのダルな動きが全く無く、新車のような乗り味になりました。
また今回ブッシュやスタビをハードにしましたが、決して硬すぎずスポーティーな
操舵性を得ることが出来ました。」

インプレを頂きまして有難うございました!
サスペンションをリフレッシュしたおかげでクルマ全体の質感が蘇りましたね!
これからもこのホンダの最上級セダン レジェンドを末永く乗り続けてください!!

Posted by 原
posted by Mechanic at 23:06| Comment(2) | レジェンド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月15日

レジェンド バルブクリアランス調整

KB1バルブクリアランス1.jpg

今日は福島からレジェンドのお客様です。

「走行距離が110,000kmを超え、最近エンジン音が大きくなってきたような気がする。」
との事でご来店されました。

早速点検してみると、確かにタペット音が大きくなっておりました。
オーナーは走行距離が10万キロを超えているのでいずれエンジンオーバーホールも
考えているようですが、今回はバルブクリアランス調整だけ行うことになりました。

インマニ.jpgKB1 3 .jpgKB1 2.jpg

まずはインマニ、スロットルボディを外し、両バンクのヘッドカバーを外します。
現状のバルブクリアランスを測定してみると、やはり適正値より0.05〜0.1mmほど
広がっていましたので、各気筒ずつ全て均等になるように適正値に調整していきます。

KB1ヘッドカバー1 .jpgヘッドカバー3.JPG

ヘッドカバーを開けたら、ヘッドカバーパッキンを交換しますが、つい見落としがちなのが
写真中央矢印のプラグホールのオイルシールの劣化。
他の車種でも良くあるのですが、Oリングに劣化、亀裂があるとプラグホールに
エンジンオイルが溜まってしまうことが有りますので要注意です!

調整完了後、エンジンを始動してみると、作業前に比べると明らかにエンジン音は
静かになり、ピックアップも改善されました。
サーキット走行をされる方には5万キロに一回はバルブクリアランス調整を
することをお勧めします!

Posted by 原
posted by Mechanic at 19:16| Comment(2) | レジェンド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月25日

レジェンドKB1エンジンOH

KB1.jpg

浜松に在住のレジェンドのお客様です。
走行距離28000kmですが、「もう少し振動が少なくバランスのとれたスムーズなエンジンにしたい」とのことでご来店されたので、今回、通常こちらタイプワンにてS2000、シビック、インテグラでも行われているエンジンオーバーホール精密組み立てを施すことになりました。


KB1エンジン下ろし1.jpgKB1エンジン下ろし2.jpg

さっそくエンジンを下ろします。
狭いエンジンルームに搭載されているV6J35Aエンジンを3人がかりで慎重に下ろします。

J35A2.jpgJ35A3.jpgJ35A4.jpg

下ろしたエンジンの補器類をすべて外し、分解、洗浄、加工を行います。写真左は腰下ですが、ピストントップを見ても、やはり距離が少ないだけあってカーボンの蓄積もそれほど多くはありません。
写真中央はエキゾーストポート。右はインテークです。ポートをよく見ると量産レベルでは段付きや鋳型の跡が残っているのがわかります。これでは乱流が起きてしまい抵抗がなくスムーズな吸気を行うためにはベストではありません。

写真下のように各ポートを丁寧に修正します。

J35Aヘッド加工2.jpgJ35Aポート修正.jpgJ35Aポート修正2.jpg

J35Aシートカット1.jpgJ35Aシートカット2.jpgJ35Aバルブ摺り合わせ.jpg

そして次はバルブシートカット。
走行を重ねたバルブシートは、カーボンなどを挟み込み凹凸ができたり、幅が広くなってしまいます。それではバルブの密閉性が失われ燃焼室の高い圧縮を保つことはできなくなります。
写真左のようにシートカッターで修正し測定しながら適正な幅に復元します。
最後にバルブは新品を使用し、光明丹であたりを見ながらすり合わせを行います。

J35A腰下.jpgJ35A重量あわせ.jpgJ35A重量あわせ2.jpg

腰下で重要なことはバランスです。
STDを分解し、各気筒のムービングパーツ(ピストン、コンロッド、ピストンピン)の重量を測定したところ5gのばらつきがありました。
1分間に数千回転するエンジンにとって、5gのばらつきは非常に大きいものとなってしまいます。

ですので写真右のようにピストン、コンロッド、ピンを新品を使用して6気筒とも全て1/100g単位で、今回は975.10gに重量をあわせました。



こうして熟練のメカニックによって加工を施されたパーツが丁寧に組み上げられ、J35Aエンジンオーバーホールの完了です。

J35A組み立て.jpgKB1エンジン換装1.jpgKB1エンジン換装2.jpg

補器類も全て洗浄し取り付けて、エンジン換装終了。

エンジンをかけてみると、オーバーホールする前と比べて、あきらかにエンジンの粗雑な振動は少なく、スムーズに回っている印象。

試乗してみると、エンジンの回転が軽く、トルク感が増して扱いやすくなった感じです。


今回のオーバーホール作業は約一か月かかってしまい、大変お待たせしてしまいましたが、今週末やっと納車となります。
スムーズになったレジェンド、楽しみにしていてくださいね!

posted by Mechanic at 21:00| Comment(1) | レジェンド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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