2012年07月25日

CL7 サスペンション系のリフレッシュ

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走行85000キロのCL7さん。Go来店を頂きました。時にはサーキットで光速ドライブする後期型。激渋カラーがマジでステキなユーロR君ですな〜。

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作業前に担当のスタッフがビフォワー比較の確認で試乗しまス。
コ―スは何時ものタイプワン認定のテストルート。アップダウンあり、アンジュレーション荒れ、1ラップ30分のSPコースです。蛇足ですがチームリジカラも同じコースを走行していて稀にスレ違ったり、ドキ♡。
クルマは低速域だから出来る評価も在るんですね。

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緑の矢印が障害部分の始まり。これ位だとごく初期症状ですね。このブッシュは負荷を繰り返し受けて亀裂が徐々に深くなり最終的には破断して切れます。

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左フロントABS車輪速度センサーが根元からポッキリと破損してました〜ドライブシャフトが首を振りセンサーと接触、クラックに水が入り錆腐りが進行した模様ですね。

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Honda系に限りませんが鍛造の量産ロアアームは機械加工で仕上げるのでどうしても端面に応力が集中するので新品アームはちょっと加工してから組み付けます。
  ↓
http://spoon-mechanic.seesaa.net/article/137737568.html

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歴代のHondaFF車で最良のリアサスペンションの設計では、、理由その@ジオメトリー変化が少なく穏やか。A軽量で高剛で調整代と箇所が多い。B単体部品が安価でしょうか、1G近辺のトー変化が極小で非常にタイヤ情報の表情が豊かなんですね。これがCL7の好評価のポイントの一つなのでは?

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フロント駆動車の1番の鬼門と言えばハブとハブベアリングでは、大荷重を受け回転、ブレーキの熱履で赤化したローターは転舵で横Gを受け「ゆらめき」、、ノーマルタイヤで10万km、Hiグリップタイヤでサーキットとなると2〜3万kmでガタが出る場合も珍しくありません。不思議と左側が先に駄目になります。
逆に言うと左が大丈夫なら右もOKな筈。これ日本の場合で右通行の左ハンドルは逆の傾向だそうです(謎)

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これも熱と振動でガタがでる部分ですね。目視でグリスがニュルっと外に飛び出してたら駄目デス。要交換です。

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フロントドライブのクルマ全般ですがこれが鬼門のAです。これも左アウトボードが先に駄目になります。インボードが駄目な場合はクリップやLSDの点検が必要です。そのまま交換しても駄目です。原因を直さないと、、。

ドライブシャフトASSYは下取りなし製品に為りました。
CL7、FN2などリスト以外でも製作しています。
     

ドライブシャフトの紹介はこちら


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アーム可動部分はコパグリスをヌリヌリしましょう。異音、防錆、腐食、防水の為に通称リジカラグリスを塗布しまくり、新エチケット。これハブボルトやハブセンターにも有効ですね。
よく異素材間の電触が話題になりますがアルミホイルと鉄ローターなど良い例では、組成的には腐食はありますが現実には無視が出来ると言う事で、外装パネル類のアルミボンネットやアルミフェンダーなどは「美観上」で対策していますが、、。

リジカラグリスの広告です。
    ↓

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新品ロアアームをサブフレームに組み付けているシーン。胸が熱くはなりませんが、、それなりにオよよ的な感激が在ると言うか数年しても作業したクルマは判りますね。あ〜あの頃はこんな感じで作業していたんだ〜的な、、これ作業メカだけが判る心情かも(笑)

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このパート、パーツはお客様の手配でセレクトされたので「サクサク」ハイハイ的に作業ですがハットとローターのピン高さがパットが摩耗すると気がかり、、オーナー様、次回パッド交換時はココ観てね。

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リヤローターは防錆ジンク塗装で塗装して処理します。

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さて納車前試乗でモトマチですよ、写真は横浜〜さそがれ元町あたり〜演歌の大御所「五木ひろし」。猫ひろし君と友達でしょうか〜?


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みなとみらい。数年前に奥に見えるホテルで挙式したな〜。

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試乗後には最終アライメント測定と調整です。今回は試乗前の大まかな測定数値に余り変化がありませんでした。あら珍しや、と言うかこの辺りが「コジリ」が少ない素直なサスの特徴なんですね。

これで全ての工程を終え引き渡しが可能になりました。 ありがとうございます。


このブログの作業、下記リストと価格です。参考まで。
    ↓

純正部品一式(前後サスアーム、前後ハブ、ラックエンド、ロッドエンド等)    ¥230,798
工賃(サスペンションアームASSY)                          ¥134,400
ドライブシャフト交換(タイプワン内作業は下取り可能)              ¥75,600
アライメント                                     ¥16,800
処分代                                        ¥2,100
代車費用(任意保険フルカバー込み)                     ¥3,000/1日


                                              
Posted by吉澤

posted by Mechanic at 17:48| Comment(2) | アコード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月21日

アコードワゴン リフレッシュ

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今日は走行距離33万キロ!のアコードワゴンCF7のお客様のご来店です。
お客様は先日、S2000をベース車両から作製され、納車と入れ替えに今度は日常の移動に使用しているこのアコードワゴンを「あと10万キロ乗りたい!」ということで、各部チェックしリフレッシュする事になりました。

作業の前に試乗チェックをしてみると、エンジン自体は走行距離を感じさせないレベルで、メカノイズが少々大きいですが、調子は上々です。オイル消費等の症状も無いとのことなので、タイミングベルト類の交換、あとはスプールバルブ、デスビまわりからのオイル漏れがありますのでパッキン類の交換でオーバーホールの必要は無いでしょう。
サスペンションに関してはさすがに30万キロオーバーですので全体的に反応も鈍くなってしまっています。またオートマチックのニュートラルからDレンジへ入れる時や変速のショックが大きく、タイムラグがありますのでこの辺りも要チェックです。

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先ずはオートマチックの変速ショックの改善です。
現状は変速ショックが大きいのと、繋がる時にタイムラグがあることを除けば、オートマチック本来の機能は問題無いので、まずは全ソレノイドバルブとプレッシャースイッチの交換です。
画像右側はソレノイドバルブのフィルターですが、よく観察するとミッション内部のバリやスラッジが確認出来ます。
オートマチックは細かく複雑なオイルラインが多数あり、その油圧を調整する役割をソレノイドバルブが担っています。ミッション内部のクラッチプレートの磨耗カスやオイルスラッジでそのオイルラインがつまってしまうことで不具合を引き起こすこともあります。
交換後、試乗をしてみると交換前に比べ変速ショックが改善され、タイムラグも緩和しました!

ホンダのオートマはほとんどがミッション本体の外にソレノイドバルブ等がついていますので、高価な本体に手を出す前にまずはこれらのバルブ、スイッチの交換をしてみるのをお勧めします。

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次は、タイミングベルト関係の交換ですが、画像左のようにウォーターポンプからの水漏れの跡が確認出来ます。新しいウォーターポンプを取り付ける前には、取り付け面の面出しをしっかりしてから取付けします。
またスプールバルブからもオイルの漏れがありましたので、こちらも取付面の状態を確認してからパッキンにグリスを塗り、取付します。
各ベルト、エンジンマウント、テンショナーを交換後、タペット調整をして終了ですが、33万キロで初めてのタペット調整ということで、規定値IN0.24〜0.28、EX0.28〜0.32のところ、なんとIN平均0.55、EX平均0.64までクリアランスが広がっていました!さすがにこれだけのクリアランス拡大ですと調整後はかなりの効果が期待できますね!

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続いてサスペンション廻りですが、全てのアーム、ハブ、ハブベアリングをはじめ、ステアリングラックエンド、タイロッドエンドも交換し、更にリジットカラーも既にラインナップ済みのアコードユーロR(CL1)と共通でしたので装着です!
そして1450kgの車両重量を受け止める為に、今回はツインブロックキャリパーも装着です。
因みに今回はローターをSPOON15インチローターを使用し、無加工でポン付け出来ました!

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最後にヘッドライトも劣化してレンズが曇ってしまっていたので、新品に交換です。
ヘッドライトを新品にすると見た目にも随分とクルマが若返りますので、お勧めですよ〜。

その他、今後も安心して乗れるように、デスビ、プラグコード、ラジエターも交換して、次の10万キロに向けてのリフレッシュ完了です!

早速試乗をしてみると、エンジンは明らかにメカノイズが減り、回転の上昇も滑らかになりました。
サスペンションの動きもリジットカラーの効果もあり、とてもしなやかで上質な乗り味に変わり、ブレーキング時にもしっかり感が出て、とても走行33万キロとは思えないクルマに仕上がりました!


今回の作業に掛かった費用は、

工賃(サスアーム一式交換)           ¥100,800
工賃(ハブ、ロッドエンド交換)          ¥25,200
アライメント                      ¥16,800
工賃(タイミングベルト、ウォーターポンプ交換)   ¥52,920
クールクーラント                  ¥7,980
バルブクリアランス調整               ¥16,800
工賃(ラジエター、ATFホース交換)         ¥21,000
ATF                   ¥4,375
工賃(ヘッドライト交換)              ¥33,600
リジットカラー(フロント)             ¥18,900
リジットカラー(リア)               ¥18,900
工賃(リジットカラー取付)             ¥29,400
工賃(ブレーキ交換)                ¥37,800
ブレーキフルード                  ¥1,890
工賃(ソレノイド、プレッシャースイッチ交換)    ¥25,200
工賃(ブレーキマスターシリンダー交換)       ¥4,200
工賃(スプールフィルター、デスビ交換)       ¥8,400
ツインブロックキャリパー              ¥134,400
15インチフロントローター              ¥31,500
ブレーキパッドフロント(EK9用)           ¥23,100
純正部品一式                     ¥728,377

合計                         ¥1,341,542 

作業のご依頼、有難うございました。

Posted by吉澤
posted by Mechanic at 19:29| Comment(0) | アコード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月09日

CL7フルリフレッシュ

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今日は静岡県よりCL7のお客様のご来店です。
最近、走行距離も12万キロを超えたことから、エンジンのパワーが落ちてきた様な感じで、サスペンション関係も、操作に対して反応がワンテンポ遅れるような状態になってしまったとのことで、エンジンを中心にミッションオーバーホール、クラッチ、サスペンションブッシュ等、各部リフレッシュすることになりました。


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早速エンジンを下ろし、ばらして見ましたが、カーボンの堆積がやや多いものの、メタルの焼き付きや致命的な傷は無く、距離相応といったところでしょうか。

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画像左はCL7に搭載されているバランサーシャフト付きのオイルポンプですが、今回は、お客様のご希望でバランサーシャフトを除去し、バランサーシャフト無しのFD2用オイルポンプに交換です。

このバランサーシャフトとは、エンジン内で発生する振動を打ち消す為のシャフトで、静粛性とスムーズさの向上を目的に、主に排気量2L以上の快適性を重視する車両に搭載されますが、重量もその分増し、スポーツ走行には向いていません。
CL7で、エンジンオーバーホールを検討していて、もう少しレスポンスの良いエンジンにしたい方にはお勧めのメニューです。

今回はバッフルオイルパンも装着し、サーキットでも安心ですね!

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左の画像は外したクラッチディスクですが、残り溝も浅くなり、もう少しで滑り出す寸前の状態でした。
また画像中央のレリーズベアリングもディスクが磨り減った粉塵が積もり、グリスも切れ、スムーズに可動しなくなっていました。
急にペダルが重くなってしまった、という場合は他の原因が考えられますが、気が付いたら、クラッチペダルが重くなっていたという症状の場合、大抵はこのレリーズベアリング可動部の不具合です。

新品のレリーズベアリングを取り付ける際には、ミッションケース側のガイド部の状態もよくチェックし、傷や変磨耗が無いことを確認してから組み付けます。
今回はフライホイールもCL7純正より2kgほど軽量なFD2用を装着し、更なるレスポンスアップを狙います!

IMG_8300.JPGIMG_8301.JPG無題スタビ.JPG

続いて、サスペンションブッシュです。
こちらもブッシュ部には亀裂が入り、タイロッドエンドのブーツも、もう少しで切れてしまいそうな状態で、若干ですが、ガタつきも発生していました。さすがにこの状態では、路面からの入力に対する反応も曖昧になってしまいますね・・・


IMG_8298.jpgIMG_8271.jpgIMG_8276.jpg

全てのアーム、ハブ、ハブベアリングを新品に交換し、ドライブシャフトもオーバーホールして、更にリジットカラーの装着でサスペンション各パーツの性能を引き出します!

最後にひと回り試乗をして新品のサスペンションを車体に馴染ませてから、アライメントを調整し、リフレッシュ完了です!!


アライメント調整後、試乗をしてみると、作業前に比べてエンジンは回転を上げなくても力強くスムーズに加速していく感じで、バランサーシャフト除去、そしてフライホイール軽量化により、程よくレスポンスもアップしています!
サスペンションに関しては、全体的にシャキっとした感じが蘇り、リジカラ効果も相まって、ステアリングの切り始めや、ブレーキング時に、ダンパーが滑らかにストロークしているのが分かるようになりました!


これでまた楽しいドライブに行けますね!!



今回、掛かった費用は、


K20AエンジンOH(バランサー除去)     ¥399,000
バッフルオイルパン(FD2用)         ¥48,300
T/M OH                      ¥16,8000
ドライブシャフトOH               ¥75,600
ECU                         ¥84,000
リジットカラー(フロント)            ¥18,900
リジットカラー(リヤ)                 ¥18,900
レーシングプラグ(4本)           ¥10,080
シリンダーASSY,クラッチマスター      ¥8,663
シリンダーASSY,クラッチスレーブ      ¥5,618
エンジンオイル                 ¥6,825
T/Mオイル                     ¥9,702
エンジンショートパーツ              ¥73,675
サスペンションアーム、ハブ、一式      ¥274,368
工賃(エンジン脱着)              ¥100,800
工賃(サスペンション一式リフレッシュ)   ¥126,000
工賃(リジットカラー取り付け)        ¥8,400
工賃(クラッチマスター、スレーブ交換)   ¥12,600
工賃(ECU書き換え)              ¥4,200

合計                     ¥1,453,631


Posted by 吉澤
posted by Mechanic at 23:17| Comment(0) | アコード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月28日

アコード CF3             タイミングベルト交換

CF3 1.jpg

今日はCF3アコードのお客様がご来店です。

「走行距離が10万キロを超え、タイミングベルトやウォーターポンプを交換したい。最近メカニカルノイズが大きくなり、エンジンの調子も衰えて来たので一緒にバルブクリアランス調整も行ないたい。」との事でした。

CF3 2.jpgCF3タイミングベルト.jpgバランサー、テンショナー.jpg

エンジンはF18B SOHC VTEC。
写真右のようにタイミングベルトとバランサーシャフトベルトの2本のベルトが2個のテンショナーによって張られています。

ベルト.jpgテンショナー.jpgウォーターポンプ.jpg

左の写真のようにベルトに亀裂や傷は有りませんが、ベルトの山が若干ですが丸くなり磨耗しているのが分かります。10万kmくらいの走行ではまず切れることは有りませんが、ベルト伸びによるタイミングのずれや駒とび防止という意味でも交換をお勧めします。

タイミングベルトを交換する際に同時に交換すべきパーツがあります。
まずは写真中央のテンショナー。F18Bはタイミングベルトとバランサーシャフトベルトの2個のテンショナーが有りますが、グリス封入のベアリングのため、10万キロ走行すると劣化し、指でまわすとゴロゴロと抵抗感が生じます。
ウォーターポンプ(写真右)も同様に抵抗が生じているので同時交換しましょう。

バルブクリアランス調整.jpgエンジンマウント1.jpgスプールパッキン.jpg

そしてオーナーが一番興味を持っていたバルブクリアランス調整です。
まずは各バルブのクリアランスを測定しますが、インテーク、エキゾースト共に適正値より0.03~0.05mm広がっていました。
最後にエンジンミッションマウント、スプールバルブパッキンも交換し作業完了。

エンジンをかけると明らかに作業前に比べ、エンジン音が静かになった印象。エンジンの吹け上がりも軽くスムーズになり甦りましたね!!

今度、燃費なども含め、ぜひ感想を聞かせてくださいね。有難う御座いました。

Posted by 原
posted by Mechanic at 21:12| Comment(2) | アコード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月23日

CL7 ミッション&LSD OH

LSD OH.jpg

今日はサーキット走行を楽しんでいるCL7のお客様がご来店です。

「走行距離が10万キロに達し、最近サーキット走行中にギアが入りづらいときがあるのでミッションをオーバーホールしたいとのことでした。」

2年前、6万キロ時にクラッチ交換、LSDを導入しましたが、LSDの効きも弱くなっているとの事でしたので、クラッチとLSDのイニシャルチェックも同時に行なうことになりました。

ミッション1.jpgレリーズ1.jpgレリーズ2.jpg

まずはミッションを下ろます。写真中央のレリーズベアリングを見てみると、クラッチディスクのダストがレリーズベアリングのグリスに吸収され蓄積しております。
作業前の試乗ではクラッチストロークが重く、引きずるような感触があったのはこの為ですね。
ダストの量から、クラッチディスクは相応に磨耗していることが想像つきます。

クラッチ1.jpgクラッチ2.jpgフライホイール.jpg

そしてクラッチを分解してみると、やはりクラッチディスクは磨耗し溝が浅くなっています(写真中央)。まだ滑るまでは減っていませんがおそらくあと5,000kmくらいで滑り出すでしょう。クラッチディスク、クラッチカバー、レリーズベアリングを新品に交換です。
写真右はフライホイールですが、こちらも2年前、6万キロ時に導入したFD2用フライホイールですが、磨耗も少なく状態は良かったので、フェースの当たり付けを行い、再利用します。

マグネット.jpgギア1.jpgギア2.jpg

次にミッションを開け、状態をチェックしていきます。
ミッションの内部には写真左のようにマグネットがあります。このマグネットがギア、シンクロなどが磨耗して生じる鉄粉を吸着してくれるのですが、その量はちょっと多めです。やはりサーキット走行で酷使されていた為でしょう。
全て分解し洗浄後、ギア、シンクロ、シフトフォーク、ベアリング、ケース等の状態を細かくチェックしていきます。
写真中央は2速ギアですが、シンクロとの噛み合い部(矢印)が新品2速ギア(写真右)に比べてつぶれてしまっているのが分かります。
「ミッションの入りが悪い、ギアが抜けてしまう」というのはこのギアとシンクロの噛み合い部が磨耗したために生じます。
今回は1〜6速まで同じような状態でしたのでフルオーバーホールとなりました。

デフOH.jpgLSD OH.jpgイニシャル調整.jpg

続いてLSDです。
新品取付時のイニシャルトルクは8〜9kgですが、2年4万キロ走行で約2kgまで落ちていました。そしてサーキットを走行する車両には必ず行うチェックが、写真中央のピニオンギアのクラックチェックです。
ハードユーザーに良くあることなのですが、LSD内部のこのピニオンギアが欠けて、破損してしまうことが有ります。イニシャルの調整だけではなく、浸透液で必ずクラックをチェックしてから組み付けることが重要です!
今回はLSDオーバーホールセットを使用し、イニシャルを8KGに調整しました。

ミッション組み立て1.jpgミッション組み立て2.jpgミッション組み立て3.jpg

メイン、カウンタシャフトのクリアランス調整やシフトフォーク稼動部の研磨など精密に組み上げ、OH完了。

早速試乗してみると、作業前はクラッチを踏みなおさないとギアが入らないことが有りましたが、作業後はクラッチも軽くスムーズ、ギアもスコスコとしっかり入るようになりました!

これでまたサーキットも全開で走行できますね!
有難う御座いました!!

Posted by 原
posted by Mechanic at 21:40| Comment(0) | アコード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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