2012年04月17日

涙の結果報告!!

FSW1.jpg

ちょっと遅くなりましたが、S耐開幕戦のお話をさらりと・・・。

SPOON.jpg

前日まで降り続いた雨も上がり、チームも天気も気分爽快で始まった決勝でしたが、「好事魔多し」スタートから75周目の100Rで突然のクラッチブロー、久しぶりの、メカ二カルリタイアとなってしまいました、あれれ、、Drさん無事でなにより、無事これ名馬ですよ〜意味不明な言い訳ですけど、、
予選タイムもまずまずだったのでリタイアは少し泣きましたけど、Drからは残念賞を頂きました。

FSW2.jpg

でもそれがレース、こんな時こそ明るく元気に、、!

S耐AP1 1.jpg

てな事で、タイプワンに戻ってきたレーシングカーですけど、トランスミッションを下ろしてみると・・・

クラッチブロー.jpgメインシャフト振れ測定.jpg

クラッチディスクは見るも無残な超バラッバラッ状態でした。

当然これだけの衝撃が瞬時に与えた影響はミッションにもエンジンのフロントプーリーにも及んでいました。

画像右はミッションのメインシャフトですが通常のOHでは先ず考えられない0.1mmオーバーの振れ、捩れがありました。

そうなるとエンジン、デフ、ドライブシャフトなどなど、各部の影響が色々と気になっちゃいます!
もちろん全てOHして載せかえれば安心なのですが・・・、それではレースに参戦している意味がナイんですね。

再利用出来るか?あと何キロ走れるか?組み付け時と比べてどう変化しているか?

この観察・判断をユーザーのクルマに活したいのです(エヘン)

まずはエンジン。
フライホイール振れ測定.jpgクランク触れ確認2.jpgロガーデータ.jpg

フライホイールも新品に交換し、先ずはフライホイールの振れとクランクシャフトのスラストクリアランスをダイヤルゲージで測定。S2000のクラッチはプル式と言うことも有り、このスラストクリアランスが増大しクランクが振れ、エンジンブローと言うケースが少なくないです。
クランクプーリーとキー溝も点検、交換しました。

各部を測定、記録して次に数値だけではなく実際にエンジンをかけた状態での振れを目視でチェック(画像中央)。
最後に、画像右はロガーデーターを吸い出し、レース中のエンジン回転数をチェックしているところです。

なんかドライビングを一部始終、監視しているみたいで、ドライバーさんに嫌われちゃいそうですが・・許してね!!

各ラップごとにグラフを追っていきますが、シフトダウンでのオーバーレブは無し!優秀!!!でもちょっとだけクラッチ操作をやさしくしてね〜〜特に社長殿〜(笑)。

フライホイールワッシャ1.jpgフライホイールワッシャ2.jpgフライホイールボルト2.jpg

ちなみにフライホイールの話ですが、S2000は画像のようにワッシャープレートを介してスペシャルボルトで固定されています。シビック、インテグラクラスの車両ではこのワッシャープレートは存在しないのですが、高出力のS2000の場合、プレートで面圧を上げ更に高いトルクでボルトを締め付けているんです。

ですのでフライホイール交換時はプレートの歪みや反り、擦れを拡大鏡でチェック、さらにハイパワー車の場合、ボルト穴が楕円に変形していることもあるので要注意です!
同様にボルトのネジ部も良〜くチェック。数回使用するとボルトに伸びが生じ、正確なトルクを掛けられなくなるので特にレーシングカーやハードユースのクルマでは2回に一度は交換しましょうね。

心機一転の心で第2戦MOTEGIに挑みます!! 4月29日のモテギ、Pit に遊びに来て下さ〜い。

皆メカはお煎餅が好物ですけど(笑)


Posted by 原



posted by Mechanic at 15:36| Comment(0) | レース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月15日

実工数は100hを超える(愕)、、

IMGP0106.jpg
こちらのCL7はエンジンを始めミッション、サス、足回りを全て見直し交換しています。

まず入庫後はいつもの試乗コースで現状を確認、エンジンルームやサスを高圧温水で洗浄、洗車してからリフトUP,サクサク淡々でエンジンASSYを降ろしますね、でもこの後は超スローなペースに為るんです、 いわいるチョット時間掛けぎじゃない的な(笑)
重作業の予約は一杯、月8台の受け入れと完成が限界なんです。

IMGP0126.jpg
エンジンはオーバーサイズピストンを使用して精密ボーリング→超精密ホーニング、STDのバランサーシャフトは取り外してFD2化、これCL7オーナーに人気のエンジン仕様なんですね。タイプワンでは新エンジンを積む前段階で、、
  ↓
で何をしているかと言うと・・・。

IMGP0148.jpg
例えばエンジンと結合するミッションのメインシャフトのスプラインにディスクを組み付けるとスムーズにスライドする位置があるんです。逆に微妙に引っ掛かりがある位置もあるんですね!

IMGP0152.jpg
一番スムーズにスライドするポイントを探し見つける、クラッチだけで無くギヤBOX、エンジン、ステアリングギヤBOX、ブレーキなど全て微妙な「差」が存在しています。
各部がスムーズに動くということはそれだけフリクションが少なくて高耐久、パーツの公差で性能を使い切ることに繋がるのですが、、こんな「ひとてま」の時間工賃は請求しません!

これから再使用するインマニなどの補機類もじっくり時間を掛けて洗浄しNEWエンジンに移植です。

RIMG0793.jpgRIMG0791.jpgRIMG0794.jpg
インマニやエキマニも普通には組み付けません。ボルト穴とスタッドのガタをヘッドのポートと段差が無い様に狙い組み付けます。つまり少し持ち上げた状態で組んでいます。スロットルボディも同様です。

この後は完成後の慣らし〜試乗〜完成検査です。この後半工程は次回の心で〜、、



PS、番外編、、ボルト穴の隙間とガタが異常に嫌いなタイプワンからリジカラの広告的ブログでした(笑)

IMGP0263.jpg



Posted by吉澤

posted by Mechanic at 17:05| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月10日

新品なのに!?

今日は久しぶりにマジメな原が?ブログ書いちゃいま〜す。

先日S2000のトランスミッション新品ASSYでご注文を頂き発送させて頂いたのですが、
“このミッションケース、1回ボルトを締めた跡があるけど中古ケースで組んだんじゃないの〜的な?”
ちょっとお怒りの問い合わせがありました〜。こちらもちょっとビックリ・・・(汗)

そんなわけはナイとは思いつつも、
TMケース1.jpg

笑顔で新品のミッションケースを箱から取り出してチェックする大島くん。
“実はケースには連結ボルトを締めた跡がついてるんですよ〜!ナンデ?ナンデ、何で?”
で下の写真をお客様にメールで送信、、
 ↓
TMケース2.jpgTMケース3.jpg

ミッションケースはエンジンとの連結部ボルトを2箇所、メ―カ―から出庫時に治具の上で締めてから「完成検査を行い」修正しているのです。

メーカーで製造されたケースは3分割のケース其々の平行と垂直度を計測、ミクロン単位での完成検査を受けた痕ナンデスね!

トランスミッションケースの精度は千分台で管理され、それが搭載後のミッションフィールや耐久性に重要なポイントなので部品単体での精度を追求しているのです、すてき
TMケース4.jpg

タイプワンでは中古ケースでのミッションOH時にも「同様に」座面を固定し公差を計測、ミッションケース単体での歪み、捩れが無いかどうか入念な点検を行っています!

映像はS耐第2戦MOTEGIに向けて、これからレース車に載せるトランスミッションです、このミッションケースも参考に見てみましょう!

TMケース5.jpgTMケース6.jpg

画像左の連結ボルト座面のあたりをチェック。歪みが大きいケースはボルトの据わりが均等でなかったりずれが生じたりします。そしてその歪みは画像右のようにノックピンの収まり具合にも表れます。
ノックピンを一度外して90度まわして入れてチェック。

ミッション製作時はギア、シンクロ、シャフトだけではなく、ケース自体も入念な点検を行い、高耐久で楽しいシフトフィールが堪能できるトランスミッションを目指しています!!


そういえばS耐開幕戦の結果報告をまだしていなかったですね!
そろそろ心の傷も癒えたので次回言い訳ブログをアップしま〜す(笑)!!

Posted by 原

posted by Mechanic at 18:12| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月05日

キット役立つ・・・

今日は車の歴史に残る「リアルスポーツなS2000」の話を少々、
皆さんご存じですか、S2000のボディってかなりイイんですケド。

えっ、何がイイかって?

強いんですよ! & カタイんですね! 

噂では最新のポ〇シoよりも強くてカタイとか、、
日銀の地下金庫の様なガッチリボディ!(日銀の金庫は見た事無いけど・・・)

まさにハガネで創られた芸術品、20万km走っても全然OK!
でも、そんなS2000も普通に劣化するポイントが有ったんですね。

            それはココです。
           ↓


t_IMG_0201.jpg

ここを後期型の幌ロックと後期型のウエザーストリップにスッキリ交換ですね。
オープンボディゆえにクローズドボディと比べゴム部品が必然的に増えてしまいます。

しかも位置的にも紫外線を一番多く浴びて厳しい。
ゴムが劣化(硬化や痩せ細り)すると幌のロックのテンションが下がり
「雨漏りの発生」「風切音の増加」「ロック部のカチャカチャ異音の発生」等々・・・

良いボディなのに〜もったいな〜い。

と言う事でタイプワンでご提案型の情報です!

まずは後期型のフロントウエザーストリップ

t_IMG_0233.jpg



さらに、「カチャカチャ音」の原因となる車体側のロックASSYを対策済みの後期型に!

t_RIMG0661.jpg
t_IMG_0241.jpg

部品定価の合計は¥44,300

このキットを10台分だけ限定で超特価 ¥37,300で! Hondaユーザーの為にタイプワンの全方位ぬかり無し企画です !! 

因みにタイプワンで作業した場合の基本の交換工賃は¥20,000です。
交換後は防水テストを施し漏れをチェックします。
    ↓
但し一部車体でサイドガラス部分からも水が侵入する事が、その場合は追加工賃が発生する事があります。

さあ皆さん、雨漏りしないSを楽しみましょう。

Posted by YES!!城本新幹線
posted by Mechanic at 17:21| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月02日

春うらら〜

桜の便りが届き始め、すっかり春めいてまいりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか?

「YES!!城本」です。

今日は気持ち良いお天気だったのでTYPE ONEに遊びに配達に行ってきました。

先ずは2Fに行ってみると・・・・

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S2000の横で完全に遊んでいる原店長(おいおい仕事しろよ・・って俺も遊んでるから言えね〜かw)
その足元にいる彼は若き”天才”メカニックの大島君、白いお米と車いじりが大好きなんです。

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ね、イイ笑顔でしょ〜。

で、この2人今日はこのS2000に何をするんでしょう?

t_P1050042.jpg

YES!!

これぞ、S2000を知り尽くしたSPOONが世に送り出した究極の逸品!

ガゼッドプレート

S2000のウィークポイントでもあるフロントアッパーアームの付け根。
ハイグリップタイヤでサーキット走行をするとボディーから剥がれてしまうことがあるんです(汗)。

そんな恐ろし〜トラブルを未然に防ぐことができるスバラシイ!パーツなんです。

取付の様子を紹介しますね。

先ずは、ダンパーやアームを外して・・・

t_P1050035.jpg


それからアッパーアームの付け根、ボディー側のアンダーコートや塗装をシッカリ剥がします。
剥がしが甘いと溶接の時溶け込みが甘くなっちゃうんで「キッチリ」やります。

t_P1050037.jpg

そして、この怪しいヘルメットをかぶってバチバチッと一気に気合で溶接!!
(ちなみにこのヘルメットは大島君が自転車通勤でも使ってますw)

t_P1050043.jpg

そんなこんなで、溶接が終わったガゼットプレート。
見た目はあまりキレイとは言い難いですね、、、
この後、防錆スプレーを2度塗り、チップガードで仕上げます(もちろん2度塗りです)。

ところで、チップガードで仕上げるとホイルハウスの中って黒くなっちゃいますが
「こんな色にしたいっ!」
って言って頂ければいろんな色にできますよ〜(by店長)。
お気軽にご相談下さいね。

で、ガゼットプレートを装着してこのS2000はもう大丈夫!

商品の詳細はこちら!

ガゼットプレート(前期型 車体番号:AP1-1000001〜AP1-1299999)
ガゼットプレート(後期型 車体番号:AP1-1300001〜,AP2)


こちらの動画もご覧ください!


ということで、これ以上邪魔してはいけないという事で1Fへ移動・・・


1Fのガラス張りの小部屋の中を見てみると・・・

t_P1050036.jpg

おおっ!東京の新名所スカイツリーが3本も!(コラッ!ふざけ過ぎだ〜!)
って・・・スミマセンS2000のミッションケースでした。

ここで作業中の熟練メカニックの鈴木さんに話を聞きました。
これは、これからオーバーホールするミッションとの事。
ここだけの話、鈴木さんはウチではMr.ミッションと呼ばれてます。
ミッションに真顔で話しかけて、「クリアランスはどぉ?きつくない?」とか会話しなながら
あっと言う間に組み上げちゃうんですよ。(実話w)
ちょっとだけ時間をもらってミッションの事、聞いちゃいました。

P1050050.jpg

オーバーホールで大事なことは組み立て前の準備なんだとか。
シャフトは振れを測り、フォークやギヤ、シンクロなどは拡大鏡を使うなど細心の注意を払い
再使用が可能かの合否を決めるそうです。
最近では走行距離が多いS2000が増えてミッションケース単体を新品にする必要がある事例も多いみたいです。
そうして、チェックを終え合格した部品は1台ずつ保管されます。

P1050046.jpg

そして、この様に小部屋に1台分の部品を移して一気に組み立てます。
準備8割、組み立て2割位の時間配分。小部屋に移る前にそんなにやること多かったんだ!
う〜ん奥の深い職人芸ですね〜。
ほんと、いい勉強させてもらいました。

あっ、イマムラ王子から電話だぁ!早くSPOONへ帰らねば〜。

それでは皆様またいつかお会いしましょう、さよ〜なら〜。


Posted by YES!!城本新幹線
posted by Mechanic at 22:02| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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