2012年02月15日

ミッション、デフの製作現場です。

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駆動系はじつはある意味エンジンよりも習熟がいるパート、
私達はミッション、デフをそれぞれの担当メカニックが分解、洗浄、測定、組み立て、検査まで一貫して一人で行います。

タイプワンは2階で分解、洗浄、1階のオープンキッチン風の専用室でミッション、デフの測定、組み立て作業を行なっています。


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ミッション担当の大島です。25歳、東京生まれの東京育ち、今年からはSの
ミッションを教えて貰いながら担当しています。

僕の目標はS2000やNSXなどの難易度の高いミッションを高い耐久を持ちながら
「シフト操作が快感」なミッションを作製する事です、今日も粛々と組んでま〜す!


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デフ担当の鈴木です!

エンジンやミッションに比べてデフは部品点数が少ないパートですが、デフはグリーソン歯車のエンジニアリングや各ギヤのインボリュート特性など奥深さを日々に感じて作業をしています。
Sのデフギヤのバックラッシュやピニオンの突き出しによる歯当たりの微妙な「差」
感じながら調整しています。

組立前のパーツの選定選別、ベアリングの圧入感等はほんの少しのデリケートな
加減で変化してしまうので、手触り感が「はなはだ」大切なんです。
デフだけではなく「年長」ならではの経験を活かし若手を育成しながらスムーズで高耐久なデフを造る事を目指しています。


Posted by吉澤



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2012年02月13日

今日も5Sで元気に製作してます。

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エンジン担当の清水です!

エンジン担当になり5年、次の新担当に引き継ぎしながら粛々とエンジンを製作しています。


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毎日1台ペースで製作、週休2日制なのでマックス月に20台、これを基本2人で組み上げています。


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タイプワン2階の作業場でエンジン、ミッションを降ろした赤いS、この赤Sは走行距離と程度は正比例しない好例です。
距離では想像が出来ない程とても程度が良いのです。安心の個体ですね。


Posted by吉澤

posted by Mechanic at 19:16| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月11日

DC5 バルブクリアランス調整

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今日はインテグラタイプR DC5のバルブクリアランスの調整です。

走行は75,000キロでストリートでの使用がメインですが、「以前に比べてエンジンのメカノイズが大きくなって来たのと、ヘッドカバーパッキンからのオイル滲みを直したい」という事で、バルブクリアランスの調整とヘッドカバーパッキンを交換をすることになりました。

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DC5やCL7、FD2といったK20A搭載車はエンジンがエキゾースト側に傾斜している為に、特にエキゾースト側にオイルが伝って漏れている場合が多いのですが、今回も画像の様にエキゾースト側にオイル漏れがありました。

エキゾースト側は覗き込まないと良く見えないのと、漏れたオイルがエキマニに垂れると異臭の原因にもなりますので、タイプワンではオイル交換やリフトアップの際には必ずチェックしています。

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ヘッドカバーを外してみるとヘッド内部、またヘッドカバーの内側にもスラッジの堆積が無く、画像の様にとても綺麗です。
定期的にしっかりオイル交換をされて来たことが良くわかりますね!

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調整をする前に現状のクリアランスを測定すると、各気筒のばらつきはさほど無いものの、IN規定値0.21〜0.25のところ平均0.26に、そしてEX規定値0.25〜0.29のところ平均0.30にクリアランスが広がり、IN,EX共に規定値から外れてしまっていました。

常に高温に曝され過酷な状態を強いられるエンジン内部、走行距離が増えるにつれてカムシャフトの磨耗などで徐々にクリアランスが広がり、ロッカーアームがバルブステムを「叩く」状態になりますので「カチャカチャ」とメカノイズが大きくなってしまいます。

広がってしまったクリアランスを規定値に戻すことで、バルブタイミングも適正化され、エンジン本来の性能を回復させることが出来ます。

各気筒のクリアランスを調整後に、オイル漏れにより汚れてしまった部分を綺麗に洗浄し、ヘッドカバーのパッキンが入る部分も丁寧に脱脂して新しいパッキンを組み付けます!

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バルブクリアランス調整の際にはプラグを外しますので、プラグの状態もチェックします。

今回は画像の様に状態も良く再使用しましたが、プラグの取付時にはネジ部にグリスを塗布することで熱による固着や焼き付きを防ぎ、適正なトルクでの締め付けも出来ます!

リジカラグリス、一本あると何かと便利ですよ〜。

プラグ装着後にエンジンを掛け、最後にオイル漏れの無いことを確認して作業完了です!


バルブクリアランスの調整はエンジン冷間時の作業となりますので、午前中にお預かりして夕方の返却になります。


今回の作業料金は下記のようになります。

バルブクリアランス調整      ¥21,000
ヘッドカバーパッキンセット     ¥5,303

合計                  ¥26,303

作業のご依頼有難うございました。


Posted by吉澤

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2012年02月09日

エンジンの載せ替え作業後の報告。

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1月25日のブログで紹介したNEWエンジン交換S2000の件で今回はエンジン始動、ラッピングから試運転への一連の作業フローとこれら作業時間と修理総額をレポートします。

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エンジン搭載後にオイルと冷却水を充填、プラグを外した状態でクランキングだけで回転させオイルを昇圧させ潤滑油がヘッドに届く事を確認します。
油圧の警告灯が消えるのを確認してからプラグを装着して、いよいよ火を入れて感動の初始動ですよ〜(笑)!

始動後はまず30分ほどアイドル回転で水温を上げてから一度エンジンを止めて冷却、水量をチェック、再度エンジンを始動し2000rpm固定で30分間、3000rpm固定で30分間、4000rpm〜5000rpmまで徐々に回転を上げ負荷なしでラッピングします。
ラジエターには走行風が当たらないため画像の様に外部強制ファンを使いながら完全に水温を上げて、ヘッドとヒ―タ―ラインのエア―抜きを充分に行います。

これらラッピング工程がエンジンのシリンダー内壁にアタリを作ります、この工程でエンジンの今後のオイル消費量に大きな差が出るんですよ〜。

スタッフはNEWエンジンのフィールを確かめながらHIMを使い電装系をチェック、約300km程を試乗して問題が無い事を確認してから完成となり納車となります。

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作業時間は5日間のお預かりで費用は下記でした。


F20Cコンプリートエンジン ◎新品エンジン   ¥735,000
バッフルオイルパン                  ¥48,300
エンジンオイル 5.5L                 ¥7,508
オイルエレメント3個                  ¥1,050
工賃(エンジン脱着)                 ¥109,200

合計                           ¥901,058

今回はエンジンブローのため、新品エンジンでしたが、F20Cオーバーサイズピストンを使用したオーバーホールエンジンの場合はエンジン価格¥504,000となります。

F20Cオーバーホールエンジン 商品番号:10000-F20-901 ¥504,000
F20C新品エンジン        商品番号:10000-F20-C00 ¥735,000

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こちらはEG6,EK9,DC2のB型エンジンの基本メニューです。


コンプリートエンジン (下取り無し)◎新品エンジン                ¥672,000
エンジンオーバーホール(下取り有り)オーバーサイズピストン仕様    ¥399,000

工賃(エンジン脱着)                              ¥100,800


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そしてこちらはCL7,DC5,FD2のK型エンジンの基本メニューです。

コンプリートエンジン (下取り無し)◎ 新品エンジン            ¥609,000
エンジンオーバーホール(下取り有り)オーバーサイズピストン仕様   ¥399,000

工賃(エンジン脱着)                              ¥100,800


Posted by吉澤

posted by Mechanic at 11:40| Comment(2) | S2000 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月07日

エンジンのオーバーホール。

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今回は走行10万キロオーバーのエンジンを例にオーバーホール作業をレポートします。
ヘッド内のオイルを指先に付けて見ると綺麗です、しかし内壁はオイルスラッジで真黒、
これが大体普通の汚れです、ヘッド内にカーボンの堆積はありません。

オイル交換が1万Km以上も無交換だとその後で交換のサイクルを早めてもスラッジは
排出されず、燃焼室内やピストントップの堆積物も取りきれません。
抜いたエンジンオイルの状態や分解したパーツの状態はそのエンジンの使用環境の判断材料になります、分解時に各パーツの磨耗状態や傷、クリアランスなどもチェックしていきます。

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このエンジンのシリンダー内壁は綺麗で立て傷も少なくオーバーサイズを使い腰下は通常のリビルトでオーバーホ―ルが可能です。
ピストン、リングは交換、メタルは摩耗が進み張りが無し、勿論交換です、ヘッドはバルブ、ガイド、スプリング、ステムシールなど全交換します。

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こうして分解したブロックやヘッド等は高温のパーツ洗浄機で特殊液を
使い洗浄、微細な部分の奥に溜まったスラッジは洗浄後に拡大鏡を使い
目視で検査します。

エンジンブローによりインマニ内壁に突き刺る金属片などはエアブローだけでは取り除くことは出来ません、高温で徹底的に洗い検査します!

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細部まで洗浄された部品はメカニックが慎重にゲージを使い各部を測定します、また新品の部品も精密に測定、特に新品の部品は触診するなど「要注意」なのです、それぞれのパーツの適正を判断して慎重に組み立て前の準備を行います。

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エンジンの組み立て1に対し各パーツの前段階での準備は3〜4です、つまりパーツを選び
測定し、組み合わせる言わば見えない部分に時間を掛けているのです。
私達は「綺麗な指で」、「真心を込め」担当メカが心穏にエンジンを組み上げています。


Posted by吉澤

posted by Mechanic at 16:08| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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