2011年09月24日

F20Cエンジンブロー

DSC01501.jpg

今日は、サーキット走行中にエンジンブローしてしまったS2000が、積載車にて入庫しました。

DSC01504.jpgDSC01505.jpg

早速、エンジンを下ろし、この時点でシリンダーブロックに大穴が確認出来ましたが、ヘッドカバーを開けてみると、オイルの焼けた臭いとスラッジ汚れが多いものの、目立った損傷は見当たりません。
そのままカムシャフトを外し、ロッカーアームを外すと、2番のエキゾーストバルブコッターが外れていました!(画像右)

シリンダーヘッドを外してみると・・・。

DSC01508.jpgDSC01507.jpgステム.JPG

2番シリンダーのピストンの上には、無残に破壊されたバルブが現れました。
写真右はシリンダーヘッドの燃焼室側ですが、矢印部を見ると、フェース面が無くなり、ステムだけになったバルブが見えます。

DSC01523.jpgDSC01524.jpg無題.JPG

画像の通り、メインメタル、コンロッドメタルの状態に異常は無く、2番のピストンを拡大して見ると(写真右)ピストントップには、バルブが干渉した形跡があることから、油圧低下によるメタルの焼き付きでのブローでは無く、オーバーレブによりバルブとピストンが干渉し、破壊されたバルブが燃焼室とピストンに挟まりその衝撃でコンロッドが破断しブロックを突き破ってしまったと思われます。

F20C組立 1.jpgP1180888.jpgDSC01239 (2).jpg

ここまでのブローですと、再使用出来るパーツもありませんので、今回はスプーンからラインナップされているF20Cコンプリートエンジンを搭載することになりました。

その他、K型B型のコンプリートエンジンも発売中ですので、エンジンブローでお困りの方は、
お気軽にご相談ください。

Posted by 吉澤
posted by Mechanic at 21:22| Comment(0) | S2000 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月19日

AP1 サスペンションリフレッシュ

サスアーム一式1.jpg

今日は千葉県からS2000のお客様がご来店です。

「走行140,000kmを超え、サスペンションの動きが今ひとつなのでサスブッシュを中心に足回りをリフレッシュして新車のような乗り味を復活させたい。」とのことでした。

S2000のサスブッシュを交換する方法は次の2通りがあげられます。一つはサスブッシュ全てをSPOONサスペンションブッシュセットに打ち替える方法。もう一つは純正のサスペンションアーム一式を交換する方法です。

今回はお客様の希望で純正部品を使用してリフレッシュを行なうことになりました。

サスアーム一式.jpgタイロッドエンド.jpgサスブッシュ亀裂.jpg

画像左はAP1の新品サスペンションアーム一式とスタビライザーリンク、スタビホルダーブッシュ、タイロッドエンドです。サスブッシュだけではなく、ボールジョイントで締結しているリンクやタイロッドエンド(画像中央)、ホルダーブッシュも劣化しているので同時に交換しましょう!
画像右はフロントロアアームのコンプライアンスブッシュですが、矢印部を見るとブッシュに亀裂が入っているのが分かります。10年14万キロも走行するとほとんどのクルマはこのような状態です。
“最近、ハンドリングが鈍い、シャープさが無くなった、コーナーリング中にサスがよれる、ちょっとした段差でステアリングがとられる”なんて感じた方はこのサスブッシュの劣化が考えられます。

さらに、より安定した操舵性とS2000サスペンションの本来の追従性を実現すべく、サブフレームリジットカラーを装着しました。

ハブ.jpgハブベアリング.jpgハブ打ち替え.jpg
ハブセン1.jpgハブセン2.jpgエンジンミッションマウント.jpg

サスペンションリフレッシュを行う時は前後のハブ、ハブベアリングの状態も注意が必要です。
今回のS2000も14万キロ無交換でしたので、ハブの状態を見てみると、画像上左のように矢印部の磨耗がありました。
ハブの消耗と言うとハブベアリングだけ交換するイメージが有るようですが、実際にはハブの磨耗の方が激しいことが多いのでセットで交換をお勧めします!
ハブ交換のときは写真下左、中央のように耐熱の塗料を塗っておくとハブセンターが錆びにくく、見た目も良いですよ!!

ゴム類の劣化と言えば、マウント類も考えられます。
今回はエンジンミッションマウントも純正新品に交換です。

余談ですが・・・

エンジンミッションマウント2.jpg

画像はエンジンマウントのストッパープレートですが、矢印部が割れていました。
このプレートはクラックが入っていたり、歪んでいることも有るので、交換のときは良くチェックしましょう!!


今回の掛かった費用は、

純正サスペンションアーム一式        ¥160,755
純正スタビリンク、ホルダーブッシュ一式   ¥ 14,344
純正ハブ、ベアリング、ロッドエンド一式   ¥ 56,134
工賃(サスペンションリフレッシュ)      ¥117,600
純正エンジンミッションマウント一式     ¥ 22,555
工賃(エンジンミッションマウント交換)   ¥ 16,800
サブフレームリジットカラー         ¥ 18,900
工賃(リジットカラー取り付け)       ¥ 16,800
アライメント                ¥ 25,200
合計                    ¥449,088

作業期間は2日間でした。

作業後、試乗チェックをしてみると・・・

まさに新車のようなスムーズでしなやかなフィーリング+クルマ全体の質感が上がったような感触となりました!

これからも末永くS2000のドライビングを楽しんでくださいね!!
有難うございました。

Posted by 原
posted by Mechanic at 18:50| Comment(0) | S2000 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月13日

ACURA NA1 リフレッシュカーを 販売します。

ACURA1.jpg

ACURA NA1 のオールリフレッシュが遂に完了しましたので販売いたします!

ACURA NA1
初年度登録:平成2年式
走行距離:56,000mile
車検:2年付き

車両価格 sold

ACURA3.jpgACURA5.jpgACURA4.jpg

今回の車両は1990年式、56,000mile走行のACURA NA1をベースにエンジンリフレッシュ、ミッションOHをはじめ各部のリフレッシュを施しました。

NA2ヘッドライト.jpgNA2ボンネット.jpgNA2リアスポイラー.jpg
サイドインテーク.jpgNA2エンジンカバー.jpgレカロ.jpg

外装はNA2-R純正のカーボンボンネット、リアスポイラーや、TYPE-R GTのエアロを纏い、ボディ全体も一度剥離してから全塗装を行ないましたので、新車以上の輝きです!
シートは誰もが憧れると言うNA2R純正のRECAROシート新品を装着し、インテリアの雰囲気も素敵です!!

エンジン.jpgエキマニ.jpgオイルポンプ.jpg
タイミングベルト.jpgフライホイール.jpg水冷式オイルクーラー.jpg

NSXと言えど、20年も経過するとエンジン周りからのオイル漏れは避けられません。
この車両は一度エンジンミッションを下ろし、タイミングベルトやウォーターポンプ、オイルポンプ、その他パッキン、ガスケット類を全て一新しリフレッシュを行ないました。

ミッションOH1.jpgミッションOH2.jpgミッションOH3.jpg

ミッションも熟練メカニックが分解・洗浄・測定・組み立ての一連の作業を一つ一つ丁寧に、真心込めて組み上げました!

フロントサス.jpgリヤサス.jpgリジカラ.jpg
ABSユニット.jpgモノコック.jpgRE11.jpg

サスペンションアーム一式はNA2R純正に、ハブ、ドライブシャフトOH、さらにサブフレームリジットカラー導入で、サスペンションの動きはシットリしなやかなフィールです。
まさにHondaのフラッグシップNSXの上質な乗り味を感じることが出来ます。
前後サブフレームも塗装しましたのでアルミの腐食も心配ないです。
もちろんABSユニットもNA2用に変更し、6kgの軽量化とブレーキコントロール性を改善しました。

尚、サスペンション・ダンパーに関しましてはオプションとして車高調をご用意させていただきますのでご相談下さい!!

Hondaリフレッシュプランと同水準でオールリフレッシュを施したこのACURA NSXをぜひ体感してください!!

リフレッシュの詳細はこちらをご参照ください。


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スペック

-エンジン系 C30A パッキン類、タイミングベルト、テンショナー、ウォーターポンプ、オイルポンプ純正NEW

-インテーク系 ビックスロットル加工、エアクリーナー純正NEW

-エキゾースト系 SPOONエキゾーストマニホールド

-ブレーキ系 NA2R用ABSモジュレーター、SPOONモノコックキャリパー、ブレーキパッド

-サスペンション系 TYPE-R純正サスペンションアーム一式NEW、前後ハブ、ハブベアリング、タイロッドエンド純正NEW、SPOONサブフレームリジットカラー、サブフレーム前後塗装

-駆動系 T/M純正オーバーホール、クラッチディスク、カバー、レリーズベアリング純正交換,ドライブシャフトOH

-タイヤ (F)BS RE11 215/40R17
     (R)BS RE11 255/40R17

-ホイール  (F)prodrive GC-07J 17”7.5J+34
       (R)prodrive GC-07J 17"9.5J+36

-内装 NA2R純正レカローシート

-外装 NA2R純正ボンネット、リアスポイラー,ヘッドライト、テールレンズ


お問い合わせは下記へお願いします。
TEL 03-3247-6601 担当 原まで

その他、現在販売中の中古車は↓↓↓。

AP1-110 11.jpg

AP1-110 モデル
初年度登録:平成13年式
走行距離:83,000km
車検:平成25年3月9日

車両価格 sold 


CL711.jpg

CL7-100
初年度登録:平成15年式
走行距離:89,000km
車検:平成25年6月22日

車両価格 sold 


posted by Mechanic at 19:27| Comment(0) | 中古車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月04日

破断!

ボルト破談.jpg

今日はS2000のお客様でサスペンションアーム交換、リジカラ取付の作業予定でしたが・・・。

サブフレームF.jpgフロントボルト1.jpgフロントボルト2.jpg

写真左はフロントのサブフレームが下りている状態です。
通常ですと写真中央の様に、ボルト6本でボディと締結されていますが、そのうちの1本が錆で固着してしまい、どうにも緩めることが出来ず最終的に破断してしまいました。(写真右)

ボルト破断2.jpgボルト1.jpgボルト錆.jpg

S2000の場合、ミッションやエンジンを脱着する際にはこのボルトを緩めて50ミリ程サブフレームを落とすのですが、経年の錆や砂利の噛み込み等でボルトが固着していることが最近よく見られます。今回の様に完全に固着してしまうと破断してしまうので、クラッチ交換等の作業でボルトを外すことがあれば錆や汚れ、曲がりを入念にチェックし、必要であれば新品に交換しグリスを充分に塗布し組み付けましょう。

IMG_7868.jpgIMG_7871.jpg

写真のグリスはリジカラに付属しているグリスですが、ボルトのかじり防止にもなるんです。
画像の様にボルトにまんべんなく塗布し、締め付けましょう。
そうすれば、次回の作業はこのような悲劇にはならないですよー!!

ボルト切削.jpg

因みに画像はボディ側に残された14ミリのボルトを薄皮1枚になるまで、ドリルで切削しているところです。ボディ側のねじ山を決して傷付けないように慎重な作業が必要です。
折れたボルトを取り除くのに5時間!!無事にリジカラを取付け、作業は完了しました。

Posted by 吉澤
posted by Mechanic at 23:18| Comment(0) | S2000 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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